社内受託プロジェクト

Project

豊富な設計実績に裏付けされたノウハウを基に、お客様の現状を把握し、何に困っているか、何を実現させたいのかを具体化し、適切なコストで安定したパフォーマンスを提供するデータベースサーバの構築を行います。

そもそも老朽化とは、同じものを長く使い続けた結果、調子が悪くなったり、壊れてしまったりすることを言います。

では、サーバにおける老朽化とは、どのような状態でしょうか。
製品のサポート期間を超えてしまったもの、あるいは連続して5年以上使用している状態などが当てはまります。
サポート期間を超えてしまった場合、セキュリティやサポートが受けられなくなるという観点から、5年以上使い続けている場合、処理性能の低下や故障のリスクという観点から、同じものを使い続けるということは推奨されません。

図9

このような状態のサーバは、直ちに新しいサーバに変更する必要があると考えられます。
データベースサーバの場合、『既存のデータベースに保存されているデータをすべて新しいサーバのデータベースに移す』必要があります。これが、データベースの移行対応です。

移行対応の際、特に以下の点に考慮しながら対応を進めていく必要があります。

 ・移行先となるデータベースサーバの選定
 ・次の減価償却終了までのキャパシティプランニング
 ・データのバックアップリカバリ設計
 ・データベースのパラメータ設計
 ・サービス停止可能時間・・

弊社では、データベースサーバ移行に対するノウハウや工数の提供を行い、お客様の負担を減らし、確実な移行を実施しております。

図10
データベース移行を実施するにあたり、弊社では万全な準備をして臨んでおります。

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お客様の運用方針、パラメータ設定値、移行対象データ、バックアップ取得方針等、細かな部分を確認いたします。

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お客様からヒアリングした情報を基に、弊社内で検証用の環境を構築いたします。

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社内で検証した実績を基に作成した移行手順に従い、お客様の検証環境を使用し、データ移行リハーサルを実施いたします。

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リハーサル1回目で発生した問題点などがあれば、それらを修正したうえで実施いたします。
※リハーサル1回目の実施結果で問題がなくても、リハーサル2回目は実施いたします。

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お客様の本番環境でデータ移行を実施いたします。
社内検証、リハーサル2回を実施しているため、問題が起こることはほぼありません。

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本番環境を使用しており、何らかの問題が発生した場合、それがデータ移行による影響であれば、弊社にて対応いたします。
※リハーサルを行う前に、手順を確定させるための検証を実施いたします。リハーサルは2回実施するため、仮にリハーサル1回目で問題が発生した場合、その対応をリハーサル2回目までに修正し、より確実な状態でリハーサル2回目を実施することができます。


このように、本番移行前にリハーサルを2回実施するため、データベース移行における事故を起こすことなく、1回の本番移行で対応を完了させることができます。
事前にヒアリングしている設定を踏襲することにより、データベース管理業務等の運用を変更いただく必要もなくなります。また、本番移行後にもサポートさせていただく期間を設けており、お客様により安心していただける体制をつくっております。


キャパシティプランニングとは、これから構築する新規システムおよび、既存のシステムを改修する際、新たに用意するサーバにおける適切なリソース(メモリやCPUをどれほど用意することが妥当か)を決めることです。
図11

特に、データベースサーバにおいては、「どれほどのユーザがデータベースサーバにアクセスするか」、「負荷の高い処理がどれほどの間隔でおこなわれるか」、「一定期間でどれほどデータが増加しているか」、「バックアップ取得の際にどれほど容量が必要か」について考慮する必要があります。

なかには、これらのことをあまり考慮せず、必要以上に高性能なサーバを用意されている場合や、知らず知らずのうちに空き容量が逼迫している、あるいはメモリの使用率が常に高騰している状態で使い続けているお客様がいらっしゃいます。

その現状をヒアリングすることから始め、データベースサーバにおける問題点を洗い出し、データベースサーバの可用性や高パフォーマンスを発揮するための適切な設定を提案させていただいております。